英語アニメを効果的に取り入れて、英語学習への抵抗をなくそう!
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
いよいよ夏休みがはじまりましたね。
おうち時間が増えるこの時期、ぜひとも英語のおうちで取り入れてもらいたいのが英語アニメです。
ワークブックや本に比べて勉強感の低いアニメは、「英語=楽しいもの」という意識を育みやすいです。
今回は英語アニメがおすすめな理由と効果的な見方をご紹介します!
英語アニメをおススメする理由
英語学習という点において、英語アニメには3つの大きなメリットがあります。
①文脈力を育むことができる
子ども向けのアニメはストーリーがシンプルで視覚的に話を理解しやすいため、多少聞き取れない言葉やフレーズがあっても文脈から推測しながら話を楽しむことができます。
以前にも触れていますが、文脈力は英語を学ぶ上で非常に大切な力です。ぜひ伸ばしていきたいですね。
②アニメの世界が思考力や想像力を養う
子どもは、アニメに登場するキャラクターと自分を比べたり共感したりすることを通じて様々な感情を学ぶことができます。
また、アニメは日常生活では経験できないような世界を見せてくれるので、子どもたちの想像力を養う効果もあります。
③生きた英単語や英語表現が学べる
子ども向けアニメは子どもの日常英会話に使えるフレーズの宝庫です。
教科書では学べない生きた表現を聞けるのはアニメの最大のメリットともいえます。
特に日常生活を中心に展開されるアニメの場合、子どもたちが親近感を持てるうえにすぐに使える言い回しが多く、スピーキング力向上に直結するのでおすすめです。
アニメの選び方
アニメのメッセージは、時に私たち教師や親の言葉よりも子どもたちに影響力があることがあります。
子どもたちにいろいろな感情や情緒を教えてくれる一方で、暴力的な内容や小さな子どもに不適切な内容を含んだアニメもあります。
子どもというのは自分の好きなキャラクターを真似する傾向がありますから、お子さんが小さいうちは保護者がしっかりアニメの内容を見極める必要があります。
アニメを選ぶ際には以下の点に注意して選ぶようにしましょう。
- ポジティブな感情が主な要素であるもの
- 文章構造がシンプルで、会話が多いもの
- 子ども自身が楽しめる内容であるもの
- 派手な色使いや目がチカチカするようなシーンが少ないもの
英語学習を目的としている場合、会話の文章が長すぎるものや会話が少ないもの、また会話スピードが速いものはあまりおススメしません。
また、アニメを見ている間や見終わった後にお子さんが興奮状態であったり攻撃的であったり、疲れ切っていたりした様子が見られる場合があります。
こういうときは何日かアニメをお休みする、就寝前には電子機器を使わせない、他のアニメを見せるといった対策をとってみてください。
効果的な見方
- 長時間見せない
長時間のスクリーンタイムが子どもの視力や脳に悪影響を及ぼすことは皆さんすでにご存じだと思いますが、言語習得という観点からも長い時間映像を見ることは効果的ではないとされています。
詳しい説明は割愛しますが、小学生以上の子どもの場合は主体的な学習(本人に理解しようという意欲と伝えたいという努力)でなければ言語処理プロセスが稼働しないというデータがあります。
アニメは受け身な学習ですので、アニメでひたすらインプットをしても、結局のところアウトプットをしないと言語知識は定着しないんです。
こういった意味でも、アニメは1時間以上見せっぱなしといった長時間視聴は避けましょう。
- 再生スピードを変えてみる
ネイティブ向けのアニメは驚くほど話すスピードが速いです。英語が得意な大人でも聞き取りに苦戦する人が多いほどです。
お子さんがあまり内容を聞き取れていないようであれば、再生スピードを遅くしてみてください。
最近の動画サイトは速度変更ができるものがほとんどです。
慣れてくるまでは0.75倍再生で見て、そのあと元のスピードで見てみるのもおすすめです。
なお、幼児や低学年の児童は読む力よりも聞く力が強い時期ですので、字幕は不要です。
- 親子で一緒に見る
子どもは親と一緒に何かをすることを好みます。親が楽しそうに何かをしていると子どもは興味を持ってくれやすいです。
見せっぱなしにするのではなく、一緒に見ながらアニメについてコメントしたり、キャラクターの決め台詞や定番フレーズを真似したり口にしたりすると子どもたちにとっては最高のクオリティタイムになります。
親子のコミュニケーションが増えることは親子関係を深めるだけでなく、子どものことばの成長に気が付きやすいという意味でも重要だと私は思います。
まとめ
英語アニメは英語に苦手意識のある親御さんも簡単に実践できるのでおすすめですが、「親子で見る」ことで大きな力を発揮します。
一緒にアニメを見ながらコミュニケーションをとることで、本来受動的な行為であるアニメ視聴が主体的な学びへと代わり、学習効果がぐんと高まります。
英語って楽しい!と思わせるためのカギを握るのは、結局のところ親なんです!^^
次週はレベル別におススメの英語アニメをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。