英検準2級・2級の英作文対策法 ー後編ー
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
英検の英作文対策、後編はいよいよ実践編です。
前回もお話しましたが、ライティングは一次試験合格のカギを握る問題となります。
現在の英検の採点方法ですと3技能(リーディング・リスニング・ライティング)全てで決められた水準以上の点を取らないと、自動的に一次試験は不合格になります。
リーディング満点、リスニング満点だったとしても、時間配分を間違えてライティングを書ききれなかった場合は不合格となってしまいます。
そこで私がおすすめするのは、ライティングを先に解いてしまうという方法です。
ぜひ過去問を解く際にそのやり方をお子さんに教えてあげてください。
前編で紹介したトレーニングを積んだら、さっそくライティングの精度を高めていきましょう。
せっかくあるアイディアを上手に文章にできなかったらもったいない!
今回は上手な英作文を書くためのステップをご紹介します。
Step ① 賛成・反対両方の理由を挙げてみよう
いろんなトピックに関して一通り自分の意見を持っているのが一番手っ取り早いです。
ただし、まずは賛成・反対のどちらの立場からも理由をたくさん書き出してみてから、書きやすい立場を選びましょう。
これは自分の本当の意見や倫理的に正しいと思う選択でないもののほうが、説得力のある論理を展開できたり、英語で書きやすかったりする可能性があるからです。
Step ② OREOに沿って文を組み立てよう
英語の小論文でよく使う構造にOREOというものがあります。
あのお菓子のオレオです、覚えやすいですね。
これはopinion(意見)、reason(理由)、example/explanation(例/説明)、opinion(意見)の頭文字を合わせたものです。
この順序で書いていけば、とても読みやすい文章になりますね。
※準2・2級の英作文では理由と例が2つ必要なので、正確にはOREREOの形になります。
Step ③ 理由はパラフレーズしよう
理由は考えた、でも英語でなんて言うのか分からない!
こういったときに使えるテクニックをパラフレーズ (paraphrase)といいます。
カンタンに言うと、単語や文章を分かりやすい別の言葉に言い換えていくことです。
例えば「学生が自分で掃除することで、学校をきれいに保とうという意識を高めることができる」という文章をそのまま訳そうとすると難しいですよね。
この文の意味を変えず、なるべく簡単に言い換えてみると「学生が自分で掃除をすると、みんな学校をきれいにしたいと思うようになる」となります。
これなら英語で書けそうですよね!
英作文のコツはとにかくシンプルに、今ある知識を使って書くことです。
行き詰ったときは必ずパラフレーズ!覚えておいてくださいね。
Step ④ 英作文の型をどんどん活用しよう
準2級・2級は'Do you think OO should ~?'(~するべきか) や 'Do you think it is important for OO to ~?'(OOにとって~は重要だと思うか)という質問が多いです。
そこで、OREOのO (opinion) は
'I think / I don't think OO should ~' と問題文をそのまま繰り返して自分の立場を明確にしましょう。
例)Q: Do you think more people will use electric cars in the future?
最初のO: I think more people will use electric cars in the future.
最後のOには念押しの言葉を付け加えてまた繰り返す。それだけです。
念押し(再主張)の言葉には
- Therefore(そのため)
- For these reasons,(こういった理由から)
- This is why~ (これが~の理由です)
などがおすすめです。
例)This is why I think more people will use electric cars in the future.
OREOのReason(理由)とExample/Explanation(例/説明)に使える表現も覚えてしまいましょう。
- Firstly, / First, : 第一に(一つ目の理由を出すとき)
- Secondly, / Second, :第二に (2つ目の理由を出すとき)
- For example, : 例えば(具体例)
Step ⑤ 内容が論理的かどうか確認しよう
練習でお子さんが書き終わったら、一緒に内容を見てみましょう。
英語の間違いなどは直す必要はないので、ちゃんと質問に答えられているか、説明や例がちゃんと理由をサポートしているかなど、論理の部分を確認してあげてください。
論理的な部分は英語で先生が説明するより、日本語で説明してあげるほうが子どもも理解しやすいです。
小学生であっても既にある英語力をしっかり使えば、合格に必要な点数は取れます。
いい点が取れないのは、たいてい英語力の問題ではなく書く内容が思いつかないからです。
こういう場合は前編で紹介した思考力のトレーニングをしっかり行って知識を積んでいきましょう。
ちなみに、当スクール在籍で英検に申し込んでいる皆さんはスクールに来た際に英作文を持ってきていただければ、こちらでライティング添削をいたします。
ご希望の場合は返却時に次のトピックをお渡しすることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
英検準2級・2級の英作文対策法 ー前編ー
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
今回は英検準2級と2級にチャレンジするお子さん必見!の英作文対策法を前編・後編2部に分けてご紹介します。
前編では、英作文を書くために必要な論理的思考や自分の意見を発信する力をつけるためのトレーニングについてご紹介します。
英検受験を考えていなくても、お子さんの論理的思考、発信力を伸ばしたい!と考えている親御さんも取り入れられるトレーニングです。参考にしてくださいね^^
英作文は得点配分が高い問題です。小中学生の皆さんはしっかり対策をしてここで点数アップを狙いましょう!
まず準2級と2級に共通して言えることは、作文に限らずリーディングや面接でも社会問題がふんだんに扱われるという点です。
時事問題や社会問題は小学生の普段の生活であまり見聞きすることがないトピックですので、そもそも知識があまりない子がほとんどだと思います。
知識がないのに意見を述べることはできないので、こういうトピックに意識的に目を向けることが合格のカギを握るといっても過言ではありません。
そこでライティング対策の第一歩はずばり、知識の蓄積です。
普段から環境問題、国際関係、経済やお金の話、IT関係のトピックに関心を持たせましょう。
「うちの子まだ小4なのにそんなこと分かるかな」と心配な親御さんもいるかと思いますが、安心してください!
はじめのうちは分からないことも多くいろんな概念について説明してあげなければなりませんが、本来子どもというのは好奇心にあふれているもの。
知れば知るほど様々なトピックに関心を持つようになります。
ニュース番組を見ながら、または普段の会話のなかで積極的に話をしてみてください。
その際に以下の3つのことに注意してみましょう。
①「正しい答え」ではなく「自分なりの答え」を持とう
人の意見にそもそも間違いなんてありません。どんな事柄にも賛成反対の立場があって当然です。
いろんな意見を見聞きしたうえでお子さん自身が「自分なりの意見」を見つけられるようにしましょう。
②「どうして?」の繰り返しで思考を深めよう
子どもなりに自分の考えができてきたら、それをいろんな角度から検証してみましょう。
「どうして?」を繰り返すことで論理的思考が身につけられるようになります。
論理的思考というと急にハードルが高く感じられますが、実は小さい子どもでもできるトレーニングなんです。
例えば、
親「今日の夕飯は家で食べたい?外で食べたい?」
子「おうちで食べたい」
親「どうして?」
子「おうちのご飯の方がおいしいから」
といった感じです。こんな簡単なところだったら始めやすいですよね。
③反対の立場に立って考えてみよう
皆さんはディベートをやったことがありますか?
ディベートでは賛成・反対どちらの立場からも相手を論破できることを求められます。
このやり方、実は自分の持っている「考え」や自分が「正しい」と思っていることが本当にそうなのかを改めて考えさせてくれる、いい思考訓練になるんです。
自分にとっての「正義」が実は論理に欠けていて、反対の立場の意見の方がよっぽど意義深かったなんてことは実はたくさんあります。
こうしたトレーニングや対話を日常的に行うことで知識が蓄積され、英作文を書くための準備が整います。
後編はいよいよ実践に入ります!
書く内容を考える力をつけるのは大変ですが、書き方を習得するのはとても簡単です。
ぜひここで紹介したトレーニングをたくさん積み重ねてから書く練習に移ってくださいね。
See you soon! :) :)
【重要】英検受験のタイミングの見極め方
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
まもなく英検申込の締切がやってくる!ということで、英検を受けるタイミングの見極め方について説明させていただきます。
まず全ての級に通じることですが、受けるかどうか迷っている場合は
試験同様の制限時間を設けて受験希望級の過去問を解いてみましょう。
英検ホームページには過去3回分の過去問が載っていますので、3回分を全てやってみるとよいと思います。
試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
特に5級・4級受験の場合は、そばでお子さんの解いている様子を見てみてください。
問題文が読めないもしくは理解できていないときは、試験が合格できるほどの読解力がついていない可能性が高いです。
英検受験のタイミングはもう少し頑張れば合格できそう!なときです。
(具体的にはリーディングで60%、リスニングで70%程度取れているレベルです)
ですので、少し難しそうかなと思った場合は受験を先延ばしにすることも考えてみてください。
次は各級の大まかな対策について説明していきます。
5級&4級
5級と4級は出題パターンが決まっています。とにかく何度も過去問を解いて問題形式に慣れることが重要です。
解き終わった過去問の答え合わせをした後、間違った問題の音読をしましょう。
正しい選択肢を入れて読んだ後に理解できた(自分の間違いがなぜ間違っているか理解できた)場合は問題ありません。
正解を読んでも分からない場合、文構造が分からないのか単語が分からないのかを確認します。
文構造が分からなかったときはひたすら音読!文章を丸暗記してしまいましょう。
この級では驚くほど過去問に似た問題が本番に出てくることがよくあります。
リスニングは問題形式さえ分かれば大丈夫です。
何が求められている問題なのかを説明してあげて、ここでしっかり点数を稼ぎましょう。
ライティングとスピーキングがない5級と4級では問題が読んでわかる、聞いてわかるレベルでも十分合格できます。
3級
3級になるとライティング問題とスピーキング問題も出題されます。
ただし、基本的にどちらも「自分のこと」を聞かれるので、自分について話したり書いたりできれば問題はありません。
また、3級が「中学卒業レベル」と設定されていることから、中学レベルの文法問題集を使って対策するという話も耳にしますが、小さいころから英語で英語を勉強しているお子さんに中学生向けの文法問題を解かせるのは、かえって遠回りになると私は思います。
年齢相当の英語の本が読めて、子ども向けのコンテンツで使われている英語が聞けるレベルであれば、英文法の説明はできなくても、基礎知識は十分あると思ってください。
特に、英検で出題される文法問題は数問だけです。文法知識のインプットより、たくさん本を読んで語彙力や表現力のアップに焦点を置くほうが確実に点数アップを狙えます。
準2級
3級まで順調に英検を合格してきた子どもたちのほとんどが、準2級でつまずきます。
これは使われる英語が難しくなるというより、教育・環境問題やITなど、抽象的な思考力が問われるトピックが取り上げられるためです。
問題形式も文脈理解や要約する力が問われる問題が増え、思考力・語彙力・読解力といった力が必要となるうえに、ライティングやスピーキング問題では「自分事」にとどまらない、社会問題などに対する意見を求められます。
日ごろからこういったテーマに関する本を読み、語彙力と知識を備えておくことが必要となります。
2級
準2級と2級は非常に問題形式が似ています。
主な違いは
- リーディング量が増える
- 読解問題で問われる語彙力が増える
- リスニングのスピードが速い
という点です。
4技能のすべてにおいて情報処理力を上げる必要があるので、読むスピードが遅かったり、スピードの速い英語が聞き取れないなどの場合、苦手な部分を伸ばすことに特化した練習をして対策をする必要が出てきます。
特にライティングは比重が大きくなっているため、限られた時間内にパッと書く内容を考え、書き上げることができるようになるととても心強いです。
自分の意見を述べるという力は短期決戦で身につくものではないので、日ごろから様々なテーマについてアンテナをはり、知識と経験を積んで自分の意見が形成できるようにしましょう。
各問題形式の具体的な対策方法については、近日中に記事にしようと思います。
最後になりますが、英検 for Kids!というサイトにはチェックシートや準備のコツなど英検受験に役立つ情報がたくさん載っています。
ぜひ受験前に見て、参考にしてみてくださいね。
Oxford Reading Clubの使い方ガイド
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
Oxford Reading Club(ORT)をお申込みいただいたみなさん、ログインはお済みでしょうか?
今回はORCの使い方を具体的に説明させていただきます。
レベルチェックテスト
はじめてORCを使う場合、レベルを診断するテストを受けることができます。
まずはテストに挑戦してみましょう!
テストの結果をもとにおすすめのレベルを教えてくれます。
本の選び方
本テスト結果からすすめられたシリーズから始めてもそうでなくても構いませんが、本の選び方は基本的に2つあります。
①リーディングチャート
全1,001冊を難易度順に並べたリーディングチャートというものがあります。
これを使うと、次に読めそうなレベルの本が一目でわかります。
本のタイプにこだわりがない場合はこの通りに読み進めるのがおすすめです。
②シリーズから本を選ぶ
ノンフィクションが好き!とかORTシリーズを読破したい!などのこだわりがある場合はシリーズから読み進めることをお勧めします。
※ORT(Oxford Reading Tree)シリーズとは?
ORTはイギリスの小学校の80%以上が国語の教科書として採用していて、かわいいキャラクター達と「オチ」のある面白いお話が人気のシリーズです。
ネイティブ向けに作られているものの、丁寧なレベル分けと重要表現が何度も使われる構成が英語学習にとても効果的であることから、日本でも多読入門書として非常に人気があります。
どのシリーズから始めればいいか分からない!というときはぜひ、ORTシリーズを!
読書を深める5 Steps
ORCにある本のほとんどは以下の5つのステップが用意されています。
Step 1 - Warm up: 本に出てくる単語をクイズで予習
まずは本文で使われる重要単語を予習するために、クイズに答えます。
英単語が聞こえるので、その単語と一致する絵を選ぶという問題です。
Step 2 - Listen up: 音声と絵だけを頼りに、話の流れを理解する
文は全て隠れた状態で音声が流れます。絵を見ながらストーリーを追いましょう。
ちなみに音声はアメリカ英語とイギリス英語の2種類から選べ、音声のスピードも変えることができます。
聞き取りにくかったときはもう一度聞くことも可能です。
Step 3 - Read: 英文を実際に読む
絵本の文をタッチすると英文が読み上げられますので、音声の後に繰り返したり一緒に読んだりしてみましょう。
辞書機能がついていて、単語をタッチすると発音や意味、例文を確認することができます。
さらに辞書で調べた言葉を「単語帳に登録」することで、自分だけの単語帳を作成することもできるという素晴らしい機能もついているんです。
Step 4 - Speak up: 本文中にあったフレーズを音読し、録音する
本文で使われた文を復唱し録音することでリスニング力とスピーキング力を鍛えることができます。
音声は何度でも聞くことができ、録音も何度でも撮り直しすることができます。
Step 5 - Wrap up: 内容理解を確認するまとめクイズ(スペリング問題もあり!)
話の流れを問う問題や重要単語のスペルを問う問題など、様々なタイプの質問が用意されています。
並び替え問題がほとんどなので、難しさを感じることなくサクサク進められると思います。
全てのステップを終えると、絵本の右上にメダルがつきます。
こうしてどれだけ本を読んだか視覚的に分かることで達成感を感じられますし、メダルを集めたいという気持ちが学習意欲をかきたてます。
皆さんにはぜひ全ステップをクリアし、メダル獲得までやりきってほしいものです。
絵本だけと侮るべからず!レベルが上がっていくとシャーロックホームズのミステリー小説や「赤毛のアン」「クリスマスキャロル」のような古典名作などの読み応えのある作品の取り扱いもあり、中高生や大人の多読にも最適な内容のものが増えていきますので、年齢を問わずに楽しめます。
※上に紹介した5 Stepsは上級者向けの本には全てそろっていないことが多いです。
例えば単語クイズや音声の読み聞かせのステップはなく、自力で読み、分からない単語はクリックして辞書機能を使うといった使い方しかできません。
レベルや年齢を問わず総合的に英語力が身につくおすすめなツールです。
ぜひおうち英語に積極的に取り入れてみてくださいね。
次回はORCの学習記録を見ることができるマンスリーレポートについて解説します。
Have a nice weekend :D
Oxford Reading Clubへのログイン方法
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
いよいよ今月から中村白百合イングリッシュスクールで正式にOxford Reading Club(ORC)の利用が始まります!(ワクワク
ORCとは?という方は、ぜひ以下の動画を見ていただきたいと思います。
字幕(CCボタン)をオンにすると日本語字幕が出てきます。
端的にいうと、多読向けの定額制サービスにゲーム要素が混ざったアプリ、といったところかと思います。
多読サブスクリプションサービスは実は他にもいろいろあるのですが、
ORCのいいところは
1.登録や設定が日本語でできる
2.教育機関経由だと割引が聞く
3.多読の王道、Oxford Reading Treeシリーズが圧倒的に安く読むことができる
といった点で当スクールではORCを選ばせていただきました。
それでは早速登録方法について見ていきましょう!
ORCはスマホ、タブレット、パソコン等、すべてのタブレット端末からアクセスすることができます。
<パソコンからの場合>
① Oxford Reading Clubにアクセスし、右上の「ログイン」ボタンをクリックします。
②スクールより配布された紙に印刷されている「ログインID」と「パスワード」を入力します。
③これでログインは完了です。
①Android端末はGoogle Playから、apple端末はApp Storeから
Oxford Reading Clubのアプリをダウンロードします。
②アプリを起動するとログイン画面が開くので、スクールより配布された紙に印刷されている「ログインID」と「パスワード」を入力します。
③これでログインは完了です。
ORCを使う上で注意いただきたいのが、以下の2点です。
・一つのアカウントでログインできる端末は2つまでとなります。
・兄弟姉妹で別のアカウントを持っている場合、アカウントの切り替えをするにはその都度ログアウトしなければなりません。
私としては、上の子はパソコン、下の子はタブレット、といったように
それぞれ別の端末にログインしたままにするのが一番面倒が少ないのかなと思います。
実際にアプリを使っていくにはさらに詳しい説明が必要となります。
まずはなんとなくアプリを触ってみて、どこに何があるかをお子さん自身に
知ってもらってください。
気になる本やお気に入りのシリーズを見つけたのであれば、さっそく読み進めていただいてかまいませんよ!
おススメの使い方や効果的な手順などは次回の記事で改めてご紹介します。
みなさんの多読がより良いものになりますように!
Enjoy reading! \^^/
教室で「おうちではできない経験」を増やします
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
このブログでは、おうちでの英語学習を充実させるためのヒントや効果的な方法を紹介させてもらっています。
さておうち英語が充実するようになると、
「何のために英語教室に通わせるの?」という疑問が生まれますよね。
もちろん、英語話者と直接やりとりができるという大きな意義はあります。
しかしオンライン英会話が簡単にできる今、
わざわざ英語教室に行くからには、何か特別なメリットがないといけない
と私は思います。
私たちの教室では「おうちではできない体験」を増やすことにフォーカスしています。
おうちでできない体験その1は、
クラスメイトと一緒に何かを作り上げるという経験です。
クラスのみんなで一緒に大きなポスターを作ったり、
ちょっとした英語劇のようにセリフを覚えてロールプレイ(役割演技)したり。
また、人前で発表するという機会もクラスルームならではのアクティビティです。
昨年度から当スクールではHand in Handというシリーズを使い始めたのですが、
このシリーズにはShow and Tellと呼ばれる
クラスメイトの前で「発表」をする機会が多く盛り込まれています。
自分の好きなことについて話したり自分の作ったものをみんなに紹介したりし
人前で話すという場数を小さいころから踏んでいってもらいたいです。
また他の生徒と意見交換をし、一つの物事をいろんな視点から見ることも
おうちではできない貴重な経験ですよね。
今年度から土曜日のReading & Writingクラス、また平日のExplore Englishのクラスで
アウトプットに焦点を当てたアクティビティの充実を計画しています。
もう一点私たちがさらに力を入れようとしているのが添削やフィードバックです。
スピーキングはもちろんですが、ライティングは特にフィードバックがないとなかなか上達しない分野です。
書きっぱなしで終わりにするのではもったいない!
子どもたちが自力で書いた文章に適切なフィードバックができるよう、
年間計画の見直しをしています。
この他にも子どもたちの知的好奇心を刺激するような楽しいアクティビティを
いろいろ計画している途中です。
また何か決まり次第こちらで報告させていただきますね!
それでは、See you soon! :)
Teach Your Monster to Readの使い方を徹底解説!
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
今回は前回の記事で紹介したTeach Your Monster to Readの使い方や
その内容について徹底解説しちゃいます!
まずは出版社が作成したこちらのビデオをご覧ください。
いかがでしょうか?イメージはつかめましたか?
ざっくり説明すると、ゲームを通じてフォニックス(アルファベットの音)を基礎から学び、レベルが上がるにつれて簡単な単語が読めるようになったり、サイトワーズ(sight words)やトリッキーワーズ(tricky words)と呼ばれる視覚的に覚える単語も学ぶことができるというすごいアプリなのです。
それでは、さっそく登録してみましょう!
今回は無料で使えるパソコン版での使い方をご紹介します。
①以下のリンクからウェブサイトを開きます。
Teach Your Monster: Free Phonics, Reading and Mathematics Games
②画面右上にあるピンクの'Get started'をクリックしましょう。
③ログイン画面が表示されますので、'Sign up'をクリックします。
④皆さんは「親」ですので'Parent'ボタンをクリックします。
⑤メールアドレスとパスワードを登録したら、利用規約とプライバシーポリシーを読んだ上でチェックを入れます。
(その下のチェック項目はメルマガ登録となりますので不要です。)
④登録が完了しました!早速左上の'Teach your Monster to Read'のスタートボタンをクリックしましょう。
⑤まだプレイヤーが作成されていませんので、紫の'Create your first player'をクリック
⑥プレイヤーの名前(お子さんの名前)を入力し
⑦自分だけのモンスターをデザインしましょう!ここが一番楽しいところかも?
モンスターの下にあるアイコンをクリックすると、身体の部位ごとに変えることができます。
出来上がったらチェックボタンをクリックしましょう。
これで初期設定が完了です。いよいよここからゲームが始まります。
ゲームの設定ですが、宇宙を旅していたモンスターの宇宙船が墜落!
宇宙船を直そうとするも、なんとあなたのモンスターは文字が読めない!
だからモンスターに読み方を教えてあげよう、といったところです。
基本的な遊び方としては、カーソルを動かしてモンスターを他のキャラクターのところまで移動させるとゲームが始まります。
様々なゲームが用意されていますが、どれも基本的には聞こえる音と文字を一致させてクリアしていくというものです。
最初は操作方法が分からなくても、直感的にわかるようになっていきます。
何より、子どもたちは機械操作を覚えるのが大人よりも早いです。
ここは子どもたちに任せて問題ないと思います。
ちなみに、ゲームをクリアするたびに報酬でアイテムがもらえます。
そのアイテムで着せ替えができるのもこのゲームの魅力です。
はじめは一文字ずつですが、習った音が増えてくると、今までに習った他の音もまた出てくるようになります。
とにかく繰り返しが多いので、フォニックスの定着が進みます。
セーブボタンはありませんが、進み具合は全て自動でセーブされていますので、次にまた遊ぶときは自動的に前回までの続きから始まります。
いつでもゲームをやめられるので、スクリーンタイムをコントロールしやすく便利ですね。
ちなみにこのゲームは3段階のレベルに設定されており、
週に20分ゲームを遊ぶと
レベル1を7週間、レベル2を14週間、レベル3を22週間、
計1年弱でコンプリートできるように組まれているそうです。
(公式サイトのどこかに書いてあったのですが、出典先が見つからない...見つけたら載せておきます)
ということは、
毎日10分ほどを継続すれば、半年もしないでコンプリートできてしまう
ということになりますね。
英語学習を始めたばかりの幼稚園生から小学生まで、
幅広い年齢層が楽しめるゲームとなっています。
ぜひぜひおうちでも取り入れてみてくださいね。